FRP工法
FRPとは繊維強化プラスチックのことで、ガラス繊維などの強化材で補強されたプラスチックです。船や自動車などにも用いられることもあり、強度・耐水性・成型性が優れています。継ぎ目がないので、仕上がりが綺麗な状態になります。施行中は臭いがあり、臭気対策は必要ですが、硬化が早いので工期は早く済みます。
メリット | デメリット |
・工期が早い ・屋上駐車場などにも使用されるくらい耐久性がある ・継ぎ目がないのでシームレスな仕上がりになる ・複雑な形状の場所にも施工できる ・摩耗性があり、剥がれにくい | ・値段が高い ・施工中に臭気がある(施工2〜3日ほど) ・建物によっては向いていないものがある ・紫外線に弱いので、トップコートを定期的に塗る |
作業工程
① 前防水の撤去・下地処理
前回施工された防水を撤去していき、下地を調整していきます。
② プライマー塗布
ローラーを使って、プライマーを塗っていきます。
③ ガラスマットを敷く
防水の機能を上げるため、ガラスマットを敷いて施工を行ないます。
④ 防水塗料下塗り
ガラスマットの上から防水材を塗布していきます。
⑤ 防水塗料中塗り
さらにガラスマットを敷いて、その上から塗装を行ないます。
⑥ トップコート塗布
最後にトップコートを上から塗布して完了です。