防水について「脱気筒」
こんにちは。
ヨシオカブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は昨日の「脱気筒」についてのお話です。
脱気筒はビルやマンションの屋上などの広い防水に設置されることが多く、一般家庭の戸建てに設置されることは少ないものになります。屋上の防水層と下地の間に雨や室内の湿気などで発生する水蒸気を外へ排気するための筒のことを指します。
防水を施工する屋根や屋上、ベランダなどの下地は日常の雨や屋内の湿気・水分を含んでおり、昼夜の温暖差や太陽の熱により水蒸気を発生します。 この水蒸気が下地と防水層との間に発生してしまうと防水層の膨張や、シワの原因になってしまいます。 こうなることで下地と防水層の密着性が薄れて、シートの膨れや剥離に繋がってしまいます。こうした現象はシートだけに限らず、ウレタンやFRPでも起こりえる現状であり、こうした防水層の下に溜まってしまった湿気や空気を逃がすために脱気筒を設置します。
もし防水に不具合が出てきた場合、この脱気筒の機能が働いていない場合もあります。
防水は雨漏りなどに繋がる重大な箇所ですので、もし不具合などがあったら、業者へ連絡してみてもらった方がいいでしょう。