水切りについて
外壁の土台と基礎部分の間にあるしきりや窓の枠下などにも施行されてる少し飛び出た部分を水切りといいます。
水切りは何のために施行されているのでしょうか。
水切りの塗装の必要性
水切りは雨水などが壁を伝ってしまうことで汚れるのを防いだり、建物の土台と基礎の間には隙間があり、そこへの浸水を防ぐために設置されています。もし水切りに不具合があると水が基礎と土台に浸水してしまいます。すると木が腐り脆くなってしまいますし、そうした木材を求めてシロアリが集まってきてしまいます。こうなってしまっては建物は安定した構造が保てず、致命的なダメージを与えてしまうおそれがあります。
上記のことから水切りは建物を守る大事な機能を有した箇所でありますので、錆びや腐食を防ぐのに塗膜で保護することは重要です。
素材によっては塗装ができないものもあります
ですが、材質によっては塗装を行わなくてもいいものがあります。例としてアルミの場合は塗装を行なってもすぐに塗膜が剥離してしまうため、塗装が勧められません。
逆に、スチールや鉄製の物は錆止めを施すことで寿命を伸ばすことができるので、塗装を行った方がいいものになります。
水切り塗装の施工手順(施工実績)
①上塗り1回目
下地処理を行った水切りの上に塗料を塗っていく
②上塗り2回目
塗料の機能が働くよう、規定の厚さまできちんと塗装する
浸水を防ぐための水切り
以上、水切りについてまとめてきました。
水切りは家の土台への浸水を防ぐ大事な機能を有している部分になります。もし、外壁の塗装をお考えでしたら、水切りなどを含めた付帯部もご一緒に施工を行うことで足場の費用を余計にかかることなく行えます。
不具合が発生して建物内部へ浸水してからでは塗装では補えず、交換などの大掛かりな工事になることもありますので、気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。