コーキングについて「シリコンコーキング」
こんにちは。
ヨシオカブログをご覧いただき、ありがとうございます。
塗料にウレタン、シリコン、フッ素と種類があるように、コーキングにも種類があります。
その一つ一つに特色があり、きちんと把握していないと大変なことになってしまいます。
本日はコーキングの種類で「シリコンコーキング」についてお話していきます。
シリコン系コーキング材はお風呂やキッチンなどの水回りでよく使用されるコーキング材です。
耐久性・防水性に優れており、プライマーがなくても手軽に施工できるといった手軽さもあります。
また、乾燥時間が短く、ホームセンターなどで簡単に購入ができるので、DIYでよく使用されることが多いです。
水回りで使用されると書きましたが、耐久性・防水性・耐候性が高いので、屋根や屋外の金属部分など雨が浸透しやすいところにも使用されることがあります。
しかし、こうした屋外で使用されることは多くはありません。
なぜなら、シリコンコーキングは上から塗装ができないというデメリットがあるからです。
シリコンコーキングは硬化するとシリコンオイルが出続けてしまうため、上から塗装が行えません。
そのため、塗装をする外壁などへの使用は多くはないのです。
しかし、他のコーキングよりもシリコンコーキングが適切だと判断されたときに、外壁などにシリコンコーキングが施工されます。
外壁に使用する際、同じタイミングで塗装を行う場合、先に塗装を行ってから、コーキングを施工します(後打ち)。こうすることでコーキングの上に塗料が塗られてしまうのを防げます。
ただし、この場合、次回塗り替えを行う際に塗装がしづらくなってしまいますので、コーキングを撤去して、新しいコーキングを打ち替えをして塗装を行いましょう。
その場合、業者から事前に説明があると思いますので、きちんと説明を聞いてください。
今日はシリコンコーキングについてお話をしました。
お風呂の浴槽やキッチンのシンクなどの水回りの補修に大変適したコーキング材で、簡単に施工できるコーキング材です。
ただし、昨日のブログでDIYについて触れましたが、もし塗装とコーキングを一緒にしたいと考えている場合、シリコンコーキングの上に塗装をしてはいけないことは忘れないでください。
塗料がすぐに剥がれてしまいますので、塗装とコーキングの同時施工する際は、明日お話しする「変性シリコンコーキング」を使用してください。