下地調整について「下塗り①(下塗りの役割)」
下塗りは中塗り、上塗りの仕上げ塗装をきちんと密着させる役割があります。
下塗り材を塗布することで、下地と仕上げ塗装の接着剤のような役割を果たします。
以前、コーキングをご紹介したときのプライマーのような存在です。
また、下地の補修・補強効果も担っていて、下塗り材によって効果も変わってきますが、外壁のクラック(ひび割れ)を埋めたり、塗料を吸い込んでしまう材質のものに塗料が染み込まないようにする働きなどがあります。
外壁塗装を行う下地は、ほとんどが劣化してしまった状態の場所に塗るので、外壁と仕上げ塗装の塗料の相性が悪いと、塗料を吸い込んだり、弾いたりしてしまいます。
そのため、下塗りを行って中塗り、上塗りがきちんと密着できるよう仕上げ塗装のための下地を作ってあげます。
他にも下塗り材によっては、防カビ性や防藻性、遮熱効果の働きのある種類もあり、仕上げ塗装がこうした働きを持つものが多いですが、こうした下塗り材もあります。
外壁塗装工事を行う際、なぜ3回塗りなのか、よく疑問に思うお客様は多いですが、こうした理由で下塗りは大事な作業になります。
もし外壁塗装をお考えの方で、見積を取得する際はきちんと3回塗りを行うのか、確認しましょう。