下地調整について「下塗り材(プライマー)」
本日は外壁塗装のプライマーについてご紹介いたします。
プライマーとは英語の「primary(最初の)」という語源から来ており、最初に塗るということから来ています。
コーキングでも打設をする前にプライマーを塗布しますが、それと同じで外壁塗装は三回塗りが一般的で、一回目の下塗りでプライマーを塗って、その上に中塗り、上塗りと仕上げ塗装を行います。
ガラスや金属などはそのまま塗料を塗っても密着しませんが、専用のプライマーを塗ることで下地を滑らかにしたり、つるつるできちんと密着しない場所を整えて、塗装が行えるようになります。
プライマーには水性と油性があり、水性は吸い込みが少なく、劣化の少ない下地に向いていて、塗装の際に臭いが少ないのが特徴です。油性と比べて片付けの手間が少ないので、DIYなどで使用する際にはおすすめです。
油性に関しては密着性に優れていて、比較的劣化の多い下地に使用すのに向いており、乾燥時間が1時間ほどと短く済むので作業効率が良く進みます。デメリットとしては臭いが気になり、必ず施工前に近隣に挨拶をしましょう。
プライマーには防錆びの効果を持つ種類のものがあり、ワイヤーブラシやサンドペーパーで錆を落としてから塗装を行うのが主流ですが、下地を傷めてしまうおそれがあり、現在では錆の上から塗れるものも開発されてきました。
数回にわたり、シーラー、フィラー、プライマーについてご紹介をしてきました。
明日はその他の下塗り材についてご紹介をしていきます。