塗装に使う刷毛って種類があるの?
DIYなどで塗装をするときに刷毛を利用される方が多いと思いますが、刷毛にも様々な種類があるって知ってましたか?
どの刷毛でも同じだろうと、塗料やニスなどの種類によって刷毛を使い分けないと、大変なことになってしまいます。
今日は刷毛のことと、水性塗料と油性塗料に使用される刷毛についてお話します。
そもそも刷毛は、塗装の際に塗料を塗る道具の一つで、ヤギや馬、豚などの動物の毛や化学繊維で作られていて、毛質によって塗った場所の刷毛目の残り具合が違ってきます。
先述したように水性塗料用や油性塗料用、ニス用などの刷毛の種類があり、大きな分類ではローラーも形状は異なりますが含まれる時もあります。
水性塗料を塗る刷毛は、柔らかいものが特徴で、白い色の刷毛が多いです。
動物の毛と化学繊維を混ぜた刷毛で、塗料を多く吸い込み、毛が抜けにくい耐久性が優れている特徴があります。
油性塗料を塗る刷毛はしっかりとして固めなのが特徴で、黒や茶色の物が多いです。
動物の毛や化学繊維の毛が使われており、塗料の伸びが良く、狭い個所を塗装することも考えて、毛がまとまっていて広がらないものを選んだ方が作業がしやすいです。
刷毛に水性、油性と表記されていれば、それぞれ使用すれば問題はありません。
しかし、速乾性のある水性塗料を動物性の毛で塗ってしまうと、刷毛が固まってしまい、毛が抜けやすくなってしまい、刷毛がすぐダメになったり、塗布面が汚く残ってしまったり、強く押し付けないと塗れないので毛が多く残ってしまったりなどの不良が発生します。
一口に刷毛と言っても様々な種類があり、製造しているメーカーも様々なので、毛質は本当に変わってきます。
塗装をご自分で行う際は、水性や油性などの塗料によって、刷毛を使い分けて、塗装の不良が起きないように気を付けてください。
それと、油性で使った刷毛を水性で使ったり、水性で使った刷毛を油性で使ったりなど、塗料は混ぜないようにしましょう。
明日は刷毛の手入れについてお話をします。