木部の塗装で木目を残したい!ステイン塗料について
木部の塗装で木目が残る浸透型塗料として「ステイン塗料」があります。
木部塗装専用の塗料で、木部に浸透させて着色する塗料で、木目を残して塗装できるのが大きな特徴になります。ペンキなどの塗料で膜を作る造膜型塗料とは違う塗料になります。
塗布面に浸透させるので、ニスやペンキなどの塗膜などが形成されている場所、金属部分には塗装ができません。
〇水性ステインとオイルステイン(油性)
ステイン塗料には油性と水性があり、油性の方は「オイルステイン」とも呼ばれて、耳にした方もいるかもしれません。
水性ステインは臭いが比較的弱いので、屋内での作業に向いています。後片付けも簡単なので、DIY初心者でも扱いやすいものです。
油性ステインは水性と比べて色が濃く表れるのが特徴で、油分を含んでいるのでツヤも出て、木部の保護機能も優れています。ただし、臭いが強いので屋内で使う家具などの塗装の際には、注意が必要です。
〇ステイン塗料とニス
ニスとは、木材に透明のコーティングを施す塗料で、塗装面を保護する目的があります。
従来、ステイン塗料は主に着色、つまり色を付けるのが大きな目的になるので、保護機能を持っていませんので、上からニスを塗布するのが通常でした。近年ではステイン塗料自体に保護機能を含ませるものが開発されました。
ラベルを見て、「ニス入り」と書いてあれば、ステイン塗料にニスが含まれているものになり、ニスを重ね塗りしなくても大丈夫なものになります。
逆に言えば、ニスが含まれて重ね塗りができないので、色の深みを出したい時にはニスなしの塗料を使って、上からニスを塗るのをおすすめします。
〇色のバリエーション
オイルステインは木目との相性が良いブラウン系の色が充実してますが、ブルーやレッドなどの原色の取り扱いもあります。水性ステインについてはパステルカラーなどの優しい色合いのものも取り揃えています。