塗装に関する資格について⑦ 戸建住宅劣化診断士
本日は「戸建住宅劣化診断士」をご紹介します。
●戸建住宅劣化診断士
木造住宅塗装リフォーム協会という団体が主催をしており、住まいである戸建住宅に特化した資格になります。
以前外壁診断士についてご紹介しましたが、戸建住宅劣化診断士は戸建て住宅の外壁・屋根・防水・内装についてや、シロアリや腐朽、耐震診断などさらに建物全体についての講習を行っております。
資格取得には施工管理技師や建築士の資格を持っている人、実務経験を5年以上が必要となってきます。
●資格の目的
現在、日本の住宅は6000万戸を超え、その内820万戸が空き家という状況にあります。誰も住んでいない空き家が増えるという「空き家問題」は長く議論に上がってますが、こうした空き家の活用を積極的に行えるようにしたり、全体の6000万戸の品質や性能を向上して長期優良化を図ることで住みよい建物を増やしてくことを目的としています。
方法としては、住まいの専門医として木造戸建住宅すべての状況を診断したり、劣化状況に則したメンテナンス工事の提案、実施を行ったり、定期的な住宅の点検をすることで、住みよい建物を増やしたり、維持を図ります。
つまり、住宅全体について現在の状況や対処方法などを理解し、それを実行できるような知識をつけ、研究を続けて、私たちが住んでいる住宅を永く住めるようにするのが目的です。
長年住み続けると様々な症状が建物に発生します。
そうした状況をきちんと理解して、適切な工事を行えるよう、弊社でもこの資格を取得しました。
建物のことでお困りごとなどありましたら、お気軽にご相談くださいませ。
詳細な資料や写真をお渡しして、お家の状況などを詳しくご説明させていただきます。