外壁の色との調和で失敗しない屋根塗装 「屋根の塗料について」
塗料の見本帳には色見本がついているものが多いです。その見本帳には何色の色見本がついているでしょうか?
見本帳を開けると白や淡いペールトーンから濃いシックな色味までバリエーション豊かなカラーが目に飛び込んできます。
さらに、塗料は調色という色を作ることが可能になっています。有料ではありますが、調色を行えば、様々な色が選べるようになってます。
外壁塗装を行ったことがない人にとっては、色の多さに驚かれることが多いです。
ちなみに日本ペイントの「ファインパーフェクトベスト」の場合、26色が標準色となっています。
屋根塗装に使われる色
たくさんの種類があるとはいえ、実際に一戸建ての屋根塗装に使用される色はどのようなものが多いのでしょうか?
日本の場合、暗めの色が使用されることが一般的です。
屋根は外壁や他の付帯部以上に紫外線を受けやすく、常に厳しい環境に晒されています。明るい色の場合、汚れが目立ちますし、原色系は色褪せが起きやすいので、避けられる傾向にあるのです。
実際にヨシオカのお客様でもシックな色合いを採用される方が多いです。
その中でも良く選ばれるベーシックな色をご紹介します。
ブラウン系
人気の色味の1つがブラウン系です。
ファインパーフェクトベストでも出しているチョコレート色が代表例として挙げられ、白系の外壁の色と合わせればシンプルながらも綺麗な見た目の仕上がりになります。
一口にブラウンといっても、様々な色味があります。例えば赤みがかったブラウン。セメント瓦の丸みを帯びた形と相性がいいですね。
ホワイト系以外にもブラウン系は比較的どの外壁の色とも相性が良いので、多くのお客様が選ばれています。
ブラック系
少し派手な外壁の色とも馴染んでくれるのはやはりブラック系ではないでしょうか。
明るめの外壁に対する引き締めカラーとして黒がぴったりですね。
シンプルな色なので、ブラウンと同じくらいに人気のある色になります。
グリーン系
自然の風景ともマッチする、ナチュラルな仕上がりにはグリーン系がおすすめです。
グリーン系も標準色内で数種類用意されていますので、少し明るめからディープグリーンまでお好みで選べますよ。
屋根で鮮やかな色は選ばれにくいですが、グリーン系に関しては家を明るく見せる効果として見せられるので、人気色の一つとして挙げられます。
屋根塗装の色選びのポイント
屋根の色にはたくさんの種類があるものの、濃い色がよく使われる傾向にあることはわかりましたが…具体的にはどのように色を決めたら良いのでしょうか?
ここでは3つのポイントをご紹介します!
1.外壁や付帯部の色と調和した色を選ぶ
最も大切なのは外壁や付帯部の色との調和です。
この調和がとれていないとバランスが悪く見えてしまいます。
2.周囲の景観との調和を考える
外壁の色との調和の他に大切なのが、周囲の景観と馴染むかどうかです。明るい赤や黄色などの原色などは避けた方が無難でしょう。
景観を考えず、目立つ色を選択してしまうと、悪く目立ってしまう場合があるので、気を付けましょう。
3.色の面積効果を考慮する
面積効果とは、同じ色でも面積の大きさによって明るさが違って見える現象のことす。明るい色の場合は見本よりも実際に塗装されたものの方が明るく見え、暗い色の場合はより暗く感じられます。面積効果を考慮して、自分の好みの色よりもワントーン抑えめの色を選択すると良いですね。
失敗しない色選びには、3つのポイントに気を付けるほかにカラーシミュレーションやカラーコーディネートサービスの利用も有効です。
カラーシミュレーションでは、建物タイプ別に、外壁と屋根の配色をシミュレーションできます。