外壁塗装工事の養生 『養生について』
養生という言葉はあまり馴染みがないかもしれません。
外壁塗装にかぎらず、養生は工事を行うときに非常に重要な作業になります。
本日は外壁塗装の養生についてをお伝えしていきたいと思います!
【外壁塗装の養生とはどんな作業?】
それでは、養生とはどんな作業なのかお伝えしたいと思います。
養生とは簡単に言いますと「保護」という意味があります。
塗装工事は塗料が飛散しますので、周りを保護しておかないと色々なところに塗料がくっついてしまいます。
現場を傷や汚れから保護する作業のことを養生といいます。
もちろん養生は塗装工事だけでしか行われないわけではありません。
いろいろな工事にも養生は行われますので、建築工事では基本に位置付けされる作業になります。
養生が汚いと工事の品質は落ちますので、作業を行う前に丁寧に養生されていることが非常に重要です。
【なぜ養生をしないと工事の品質は落ちるの?】
現場を汚しても後で掃除すれば問題ないのでは?と疑問に思われるかもしれません。
たしかに塗料がついてしまったところは後で拭き取ることができます。
塗料を拭き取ることができるのなら、わざわざ手間をかけて養生をしなければ時間も短縮できると考えるかもしれ
ません。
まず、現場が汚れた状態で工事が進むのは、あまり気分がいいものではないかと思われます。
また、後で清掃することはできますが、養生をしないで作業すると現場は汚れてしまっているため清掃の手間が掛かり、傷つけてしまっているところも気が付きにくくなるでしょう。
工事の品質は、現場の維持のことだけを言っているのではなく、仕上がりも関係してきます。
建物の部材は劣化を防ぐためにコーティングが施されているものがあります。
そこに塗料がついてしまうと、拭き取る際にコーティングまで拭き取ってしまい、不具合を起こしてしまうことがあり
ます。
また、塗装をしたところに他の塗料がついてしまうのも同様に品質を落とす要因です。
このように養生をしないことで起こる弊害はたくさんあります。
しっかり養生をしておくことできれいな状態で現場を維持することができ、塗装の品質も守ることができます。