トラブルについて コーキングのトラブル
コーキングの手抜き事例
本日ご紹介するのは、コーキングに関するトラブルについてです。
コーキング工事は外壁の寿命に大きく影響します。まったく施工をしたことがない人がやるのと、慣れた人が施工するのでは、数年以上もの差が出てきます。
①:コーキングの撤去せずに増し打ち工法でコーキング工事
窯業系サイディングの場合、基本的には「打ち替え」がおすすめです。
古いコーキング材を撤去して中身を新品にするため、耐久性も良くなるからです。
しかし前コーキングの撤去をせずに上からコーキングが施工されていた家などがあります。
こうした前コーキングの上に新しいコーキングを打つことを「増し打ち」 といいますが、増し打ちでは、傷んで固くなったコーキングを修復できるわけではありません。
表面だけ打っても、中の古いコーキングは劣化している恐れがあります。
また、古いコーキングと新しいコーキングが密着せず、剥離してしまうこともあります。
基本的に外壁に関しては「打ち替え」をすることが基本です。
②:養生を行わずにコーキングの工事が進められていた
次に養生を行わずにコーキングが打設された場合です。
塗料で隠れてしまうことをいいいことに、本来ボードとボードの間だけを施行するはずが、周りにもはみ出してしまっている状態です。
一見塗料で隠されているので気付きませんが、よくよく見ると凹凸などに違和感を感じます。
これははみ出た部分がきちんと密着せず、そこから剥離の原因になってしまいます。
③:コーキング材の施工不良の様子
最後がコーキング材の施工不良です。
例えば、雨が降ってすぐに乾いてない状態で施工を行ったりなどの正しい施工で行われなかった場合です。
これは建物の耐久性にも関わることですので、絶対に防がなくてはなりません。