雨漏りの症状と応急処置について
大切なお住まいを守るには、雨漏りが発生する前に、定期的にお家の健康診断をしながら、劣化状況を事前に把握しておき、その状況に応じた補修を行うことが重要です。
しかし、中古物件を購入された方や、住宅を建てたハウスメーカーが倒産してしまった、担当がいなくなり連絡取れずそのまま、その他管理をしてもらえていないなど、まずどこに点検や修理を依頼すればよいか分からず、そのまま放置されてしまっている方も多いのではないでしょか。
また、定期点検を怠ったことで劣化に気付くことかできず、雨漏りが起きてしまい、バケツを置いて自分でなんとか応急処置をして過ごされている方もいらっしゃると思います。
そのまま放置し続けると、シロアリの被害にまで広がってしまい、対処することがさらに困難となってきてしまいます。
雨漏りは、原因とされる箇所の特定が非常に困難で、劣化具合や場所によって修理方法も異り、雨漏りをしっかり直し、止めたい場合は、一箇所づつ探っていく必要があります。
そのため、雨漏りが起きてしまったら、まず知識と経験を多く積んでいるプロの業者に早い段階で相談依頼することをお勧め致します。
〇こんな症状は雨漏りの可能性あり
・天井にシミがある、クロスが剥がれている
天井のシミは天井裏から水が滴ってできている可能性があります。また、壁のクロスが剥がれているのも、クロスを張り付けている糊が水によって剥がれてしまっている可能性があります。
これを放置すると、天井の板が腐食してしまう可能性や、クロスが汚れてしまい交換をすることになってしまいます。
・カビの臭いがする
目に見えて雨漏りしていなくても、「カビ臭い」と感じたら実は屋根裏で雨漏りが発生していることもあります。湿度が高くなりやすい屋根裏は、カビの繁殖もさらに高まり、健康にも害を及ぼします。カビ臭いと感じたら、早い段階で屋根裏をチェックするか、業者にみてもらいましょう。
・天井裏からポタポタと音がする
これは天井裏で水が滴って雨漏りが発生している可能性はかなり高くなります。酷くならないうちに、早期確認しましょう。
〇一時的な応急処置
雨漏りを直すにはプロの業者を選ぶ必要がありますが、生活に支障をきたす場合や、やむを得ず緊急で応急処置を行わなければいけない場合もあると思います。ご自身で応急処置を行う際は、ホームセンターなどで販売されている防水タイプのブルーシートを使用し、一時的に応急処置することが可能です。ブルーシートは大きめのものを選びましょう。
雨が浸入している場所を特定することが難しいため、広範囲を被えるサイズをおすすめし、ブルーシートを固定するために、業務用テープや砂利を入れた土嚢袋を使用すると良いでしょう。また、屋根からの雨の浸入を防ぐには、屋根に登って作業する必要があり、雨の日後の滑る状況や、ご高齢の方にはおすすめできません。
雨が浸入している場所を特定することが難しいため、広範囲を被えるサイズをおすすめし、ブルーシートを固定するために、業務用テープや砂利を入れた土嚢袋を使用すると良いでしょう。また、屋根からの雨の浸入を防ぐには、屋根に登って作業する必要があり、雨の日後の滑る状況や、ご高齢の方にはおすすめできません。
〇雨漏りに関してはプロへ対応をお願いしましょう。
雨漏りする原因の多くは、屋根の瓦のズレや割れ、台風や日頃の雨風などでできてしまった隙間が考えられます。
一度雨漏りをしてしまうと、雨漏り箇所を特定するのに時間や高額な費用が必要となってしまうケースもございます。そのため、定期的にお家の健康診断を行い、未然に防ぐことをおすすめ致します。
また、雨漏りは高所から流れるので、屋根などから来ている可能性が高いです。
調査や補修など屋根へ上ることは大変危険なことですので、必ず業者へ依頼をしましょう。
夏、秋になるとゲリラ豪雨や台風が多くなるので、こうした雨漏りの補修依頼が多くなります。
その前に気になる場所があれば、補修を行うようにしましょう。