雨戸について
雨戸の役割
防犯対策
雨戸は、住宅の防犯対策としての機能があります。
住宅の窓ガラスは外から見えやすいので留守かどうかがすぐに分かってしまいますし、ガラスだけでは割られてはすぐに侵入が出来てしまいます。
しかし、雨戸が閉まることによって、建物の内部が見えずらく、中に人がいるかどうかも分かりにくいですし、ガラスよりも強い素材で出来ているので、防犯性が増します。
また、雨戸には鍵が付いているので、二重構造の窓としてさらに耐久性・防犯性が増します。
そうすることで、不審者の外部からの侵入を防ぐことができます。
台風などの雨風から建物を守る
また、ガラス自体も守られるので、割れた破片が人を傷つけるようなことも防いでくれます。
雨戸の劣化症状
錆
雨戸は、年数が経過することで空気中の水分やほこりが付着していきます。
そのほこりなどが雨戸に付着し続けることで、表面に錆が発生します。
チョーキング現象
雨戸には、塗装がされていまが、その塗膜が年を経つことで劣化して塗料の耐久性が低下し、雨戸表面に粉のようなチョーキング現象というものが起こります。
チョーキング現象が起こった時は、基本的には塗料の寿命が来たことを示すサインになります。
雨戸の金属、木製の部分がむき出しになっている状態と考えられ、更なる劣化を招いてしまします。
雨戸の腐食
塗装などで表面を保護していればある程度は防水性が保てますが、塗料の耐久力がなくなってしまったときは、いわゆる木部が雨ざらしの状態になってしますので、水分や菌によって腐食してきてしまいます。
業者に依頼する際の注意点
雨戸塗装の費用の相場を知っておく
業者に雨戸の塗装を依頼する際は、費用がいくらかかるのかということを知っておきましょう。
費用の計算方法は、1枚当たりで計算する方法と1㎡あたりで計算する方法があります。
雨戸塗装は外壁塗装と一緒がベスト?最適なタイミング
雨戸の塗装のベストタイミングは、「外壁塗装と同時におこなう」ことが一番最適です。
理由は、外壁塗装も雨戸塗装の耐久力もおよそ10~15年とされているので、外壁をメンテナンスする際にはついでに雨戸も塗装することがおすすめです。
また、雨戸は1階部分だけでなく、2階部分にも取り付けられていますので、すべての雨戸塗装行うなら、建物の周りに足場の設置をしなくてはなりません。
ちなみに、足場の設置を業者に依頼した場合の料金は、基本的に30坪の住宅の場合、おおよそ12~18万円はかかることとなります。
足場があれば、外壁面をすべて塗装業者が触ることもできるようになるため、雨戸の塗装と外壁塗装を分けておこなうよりも効率が良く、足場の費用も節約できることにつながります。