濡れ縁について
濡れ縁とは
濡れ縁とは色々と解釈の違いなどがあるみたいです。ウッドデッキとの違いや縁台との違いなど、軒がある方が濡れ縁で外に独立しているのがウッドデッキなどと、色々と定義づけされているみたいです。
移動できるものが「縁台」で移動できない物が「濡れ縁」と呼ばれています。特別な物を除いて、張り出しはあまり長くなく、60cm前後くらいです。
腰かけとして使用したり、掃き出し窓からの出入りに使用したり。時代の移り変わりのせいなのかはわかりませんが、この濡れ縁は一般の家庭ではあまり見かけなくなりました。
濡れ縁の材質
新築だと濡れ縁を見なくなりましたが、以前の主流は木製でしたが、アルミ製の物や樹脂製の物が増えてきました。
木ならではの風合いがあり見た目としては人気ですが、どうしても傷みが出てきてしまうので、コストがかかる印象があります。
アルミ製や樹脂製は劣化がしにくいので、だんだんと増えてきました。
アルミ製は、サビにくく腐食がしにくい点が特徴で、カラーも豊富ですし、木調柄などもありますので、住宅に合わせた濡れ縁を選ぶことが出来ます。
ただし金属なので、夏は熱くなり、冬は冷たくなるといったデメリットがあります。
樹脂製の殆どが、土台はアルミ、天板が樹脂となっている事が多いです。樹脂製はアルミ製に比べて、天板の質感が天然木に近い物が多いです。アルミ製と比較すると、触れた時に表面が熱く(冷たく)なりにくいようです。土台をアルミ製にすることで、サビに強く腐りにくい点はアルミ製と同じです。
濡れ縁の塗装
濡れ縁は塗装によってメンテナンスを行います。
それぞれの材質に合わせた塗装を行い、耐久性を維持していきます。
特に木製の物が多いので、以前木部の塗装についてご紹介した記事があるので、そちらもご参考にしてください。
また、濡れ縁に関しては近年減っている傾向にあり、実際弊社が外壁塗装を行わさせて頂いた方の中でも、濡れ縁は塗装せず撤去してほしいという方もいらっしゃいました。
劣化具合や材質によりますが、思い入れがあり残したい方も多くいらっしゃいましたが、撤去を希望するお客様も増えてきた印象です。
弊社でも塗装、撤去の両方の工事を行ってきました。
何か建物でお困りのことがあるかたは、お気軽に弊社までご連絡下さいませ。