施工実績
- 下地調整について『下塗り材(サーフェイサー・バインダー)』
- <p>今日はサーフェイサーとバインダーについてご紹介します。</p><p><br></p><p>『サーフェイサー』</p><p>サーフェイサーは、厳密には下塗りではなく中塗りに用いる塗料です。</p> <p>サーフェイサーには下塗り塗料そのものを微調整する効果があります。</p><p>例えば、一層目の下塗りで凹凸が完全にカバーできなくても中塗りにサーフェイサーを使えば、仕上げ塗料を使うときには凹凸のない滑らかな下地面ができあがります。</p><p>なお、下塗り塗料を塗らずに第一層目から使えるサーフェイサーや、プライマーの役目も兼ね備えた「プラサフ」などの種類も登場しています。</p><p><br></p><p>『バインダー』</p><p>シーラーとよく似た性質の下地材ですが、シーラーが、吸い込みが激しい下地の吸い込み防止のために使われるのに対し、バインダーは吸い込みが起きない下地にしっかり上塗り塗料を定着させるために使います。 <br></p><p>バインダーは、「つなぎ」とも呼ばれており、染料や顔料をしっかりと結合する役目を果たし、簡単には塗料が剥がれないようになっています。 <br></p><div>塗料に含まれる染料や顔料は塗料の主成分ではありませんが、しっかりと塗装面に密着していないとすぐに剥がれてしまいます。</div><p> バインダーを使うと塗膜や塗装面としっかりと密着し、剥がれにくくなりますし、塗装面を保護する働きも強化されます。</p>
- 下地調整について「下塗り材(プライマー)」
- 本日は外壁塗装のプライマーについてご紹介いたします。<div>プライマーとは英語の「primary(最初の)」という語源から来ており、最初に塗るということから来ています。</div><div>コーキングでも打設をする前にプライマーを塗布しますが、それと同じで外壁塗装は三回塗りが一般的で、一回目の下塗りでプライマーを塗って、その上に中塗り、上塗りと仕上げ塗装を行います。</div><div>ガラスや金属などはそのまま塗料を塗っても密着しませんが、専用のプライマーを塗ることで下地を滑らかにしたり、つるつるできちんと密着しない場所を整えて、塗装が行えるようになります。</div><div>プライマーには水性と油性があり、水性は吸い込みが少なく、劣化の少ない下地に向いていて、塗装の際に臭いが少ないのが特徴です。油性と比べて片付けの手間が少ないので、DIYなどで使用する際にはおすすめです。</div><div>油性に関しては密着性に優れていて、比較的劣化の多い下地に使用すのに向いており、乾燥時間が1時間ほどと短く済むので作業効率が良く進みます。デメリットとしては臭いが気になり、必ず施工前に近隣に挨拶をしましょう。</div><div>プライマーには防錆びの効果を持つ種類のものがあり、ワイヤーブラシやサンドペーパーで錆を落としてから塗装を行うのが主流ですが、下地を傷めてしまうおそれがあり、現在では錆の上から塗れるものも開発されてきました。</div><div><br></div><div>数回にわたり、シーラー、フィラー、プライマーについてご紹介をしてきました。</div><div>明日はその他の下塗り材についてご紹介をしていきます。</div>
- 下地調整について「下塗り材(フィラー)」
- <div dir="auto">今日は下塗り材のフィラーをご紹介します。</div><div dir="auto">フィラーはコンクリートやモルタルの下地に使われ、<wbr>木製やサイディングボードには使用されません。</div><div dir="auto">弾性、微弾性などの種類があり、<wbr>細かいひび割れや小さな穴などを埋めてくれる働きがあります。</div><div dir="auto">というのも、フィラーは弾性、つまり柔らかくなっており、<wbr>さらに伸縮する特徴があるので、<wbr>気温の変化による外壁の膨張収縮に耐えられますし、<wbr>細かいひび割れくらいなら伸びてカバーできるのです。</div><div dir="auto">また、防水性も有していて、<wbr>仕上げ塗装からの浸水も下地へ影響を及ぼさないようにしてくれま<wbr>す。</div><div dir="auto">性能としては、<wbr>断熱性をもつ物や密着性を重視した物も製品として開発されていま<wbr>す。</div><div dir="auto">シーラーと比べ、厚い塗膜になり、<wbr>塗装用具によっては以前と違う模様を出したりもできますし、<wbr>平らな面を保つこともできます。</div>
- 下地調整について(下塗り材「シーラー」)
- 今日は下塗り材の「シーラー」という材料についてお話をします。<br><br>シーラーは塗料などが吸い込みやすい下地に塗布することで仕上げ<wbr>塗料が吸い込まれないよう防ぐ役割があります。<br>シーラーの中にも種類があり、大きく分けて「水系シーラー」と「<wbr>溶剤シーラー」があって、それぞれ水性の仕上げ塗装の場合は「<wbr>水系シーラー」、油性の仕上げ塗装の場合は「溶剤シーラー」<wbr>を使用します。この性質が違うものを使用してしまうと、<wbr>塗装後に塗膜の剥離などの不具合が発生してしまいます。<br>さらに、水系シーラーは合成樹脂エマルション型シーラー、<wbr>溶剤シーラーには熱可塑性合成樹脂系溶液型シーラーと溶剤型熱硬<wbr>化性(反応硬化型)合成樹脂シーラーという呼ばれ方もします。<br><br>水系シーラーと溶剤シーラーの違いは、<wbr>乾燥時間が下地や気候にも変化しますが、水系は3~4時間、<wbr>溶剤は30~60分くらいが平均とされており、<wbr>溶剤の方が早く乾きます。<br>匂いに関しては、やはり溶剤の方が強く感じます。<br>下地により水系、溶剤が分かれますが、<wbr>どちらでも使える下地の時は劣化が激しい場合は溶剤を使用されま<wbr>す。<br><br>表には出ない下塗り材になりますが、<wbr>塗装の仕上がりが左右されてしまう大事な材料になります。<br>明日はシーラー以外の下塗り材をご紹介します。
- 下地調整について「下塗り①(下塗りの役割)」
- <div dir="auto">下塗りは中塗り、<wbr>上塗りの仕上げ塗装をきちんと密着させる役割があります。</div><div dir="auto">下塗り材を塗布することで、<wbr>下地と仕上げ塗装の接着剤のような役割を果たします。</div><div dir="auto">以前、<wbr>コーキングをご紹介したときのプライマーのような存在です。</div><div dir="auto">また、下地の補修・補強効果も担っていて、<wbr>下塗り材によって効果も変わってきますが、外壁のクラック(<wbr>ひび割れ)を埋めたり、<wbr>塗料を吸い込んでしまう材質のものに塗料が染み込まないようにす<wbr>る働きなどがあります。</div><div dir="auto">外壁塗装を行う下地は、<wbr>ほとんどが劣化してしまった状態の場所に塗るので、<wbr>外壁と仕上げ塗装の塗料の相性が悪いと、塗料を吸い込んだり、<wbr>弾いたりしてしまいます。</div><div dir="auto">そのため、下塗りを行って中塗り、<wbr>上塗りがきちんと密着できるよう仕上げ塗装のための下地を作って<wbr>あげます。</div><div dir="auto">他にも下塗り材によっては、防カビ性や防藻性、<wbr>遮熱効果の働きのある種類もあり、<wbr>仕上げ塗装がこうした働きを持つものが多いですが、<wbr>こうした下塗り材もあります。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">外壁塗装工事を行う際、なぜ3回塗りなのか、<wbr>よく疑問に思うお客様は多いですが、<wbr>こうした理由で下塗りは大事な作業になります。</div><div dir="auto">もし外壁塗装をお考えの方で、<wbr>見積を取得する際はきちんと3回塗りを行うのか、<wbr>確認しましょう。</div>
- 下地処理について「ケレン作業③(道具について)」
- <div><div jslog="20277; u014N:xr6bB; 4:W251bGwsbnVsbCxbXV0."><div><div dir="auto"><div dir="auto">ケレン作業には、様々な道具が使われます。</div><div dir="auto">今回はそちらをご紹介します。</div><div dir="auto">ホームセンターで売っているものもあるので、<wbr>DIYに興味がある方も参考にしてみてください。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">「サンダー」</div><div dir="auto">金属の錆落としを広い範囲で研磨できる電動工具です。<wbr>平面や曲面の錆落とし・研磨に適したランダムサンダー、<wbr>木材によく使用されるオービタルサンダーがあります。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">「ワイヤーホイール」</div><div dir="auto">円形の金属製の線材で作られていて、<wbr>非常に固い針金のような素材になっていて、<wbr>鉄骨などについてしまった錆や汚れを除去するのに使用します。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">「ワイヤーブラシ」</div><div dir="auto">ワイヤー状のブラシで、落とした錆の清掃の際に使用されます。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">「やすり」</div><div dir="auto">木材、金属の両方に使用でき、<wbr>錆落としや旧塗膜落としにも使用されますし、<wbr>新しい金属に目荒らしをする際に使用されます。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">「スクレーパー」</div><div dir="auto">物を剥がしたりするときに使用するもので、古い塗膜や汚れ、<wbr>錆落としのときに使用します。<wbr>ステンレスやプラスチックなどの素材があり、<wbr>下地により使い分けます。塗装以外でも、<wbr>プラスチック製のもので、<wbr>ガラスのシール剥がしなどにも使用されます。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">「ケレン棒」</div><div dir="auto">全長が1mほどの大きさのもので、<wbr>スクレーパーを大きくしたものです。広い範囲のケレン、<wbr>例えば屋上の旧防水を撤去する際などに使用されます。</div><div></div><div dir="auto"><br></div></div></div></div><div><div></div><div><div></div></div></div><div></div></div>
- 下地処理について「ケレン作業②(ケレン作業の種類)」
- <div><div><div><div jslog="20277; u014N:xr6bB; 4:W251bGwsbnVsbCxbXV0."><div><div dir="auto"><div dir="auto">塗装を行う場所が腐食していたり、<wbr>錆びていたりしてはきちんと塗料が密着せず、<wbr>塗装を行う意味がありません。</div><div dir="auto">金属や木などの下地を調整、処理を行ってから塗装を行います。</div><div dir="auto">こうした下地の調整はどの程度まで行うのか、<wbr>金属の錆を例にご紹介していきます。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">そもそも、なぜ金属は錆びてしまうのか、<wbr>空気中には酸素や水分が含まれており、<wbr>それが金属と化学反応を起こして金属が錆びてしまいます。<wbr>よく雨などに晒される場所や人が触れる場所は特に錆びやすくなっ<wbr>ています。</div><div dir="auto">カビや汚れが水分を含んでいることが原因で錆びてしまうこともあ<wbr>りますし、<wbr>綺麗な金属が錆びた金属に触れることで錆びてしまう貰い錆という<wbr>原因も考えられます。</div><div dir="auto">錆は自然現象で、<wbr>何も対策をしなければいつか必ず発生してしまいますし、<wbr>広がっていきます。</div><div dir="auto">こうした錆をヤスリやサンダーで落としてから、塗装を行います。</div><div dir="auto">では、どの程度まで落としていけばいいのか。</div><div dir="auto">ケレンには4種類あり、</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">1種ケレン:旧塗膜や錆をすべて落とす状態</div><div dir="auto">2種ケレン:旧塗膜、錆のほとんどを除去する状態</div><div dir="auto">3種ケレン:錆を落として、旧塗膜のまだ密着しているところ(<wbr>活膜)を活かして残す状態</div><div dir="auto">4種ケレン:ダメージが小さい状態なら、<wbr>汚れを落として目荒らしという塗布面に小さなデコボコの傷をつけ<wbr>て、密着しやすくする作業を行います。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">以上4つがケレン作業の種類になります。</div><div dir="auto">現場の状況に合わせて、どのケレンを行うのか判断していきます。</div></div><div></div><div></div></div></div><div></div></div></div><div></div></div><div>ケレンは細かい作業で非常に手間のかかる作業ですが、塗料が密着するかを左右する大事な作業になります。</div><div>この工程を省いて塗装を行っては塗装工事を行う意味がありません。</div><div>外壁塗装をお考えの際、こうしたケレン作業についてどの程度行うのか、業者に確認することをおすすめします。</div>
- 下地調整について「外壁・屋根のひび割れ」
- 以前、クラック(ひび割れ)のことについて、お話をしました。<div> <strong style="color:#3300ff"><a href="https://tosou-yoshioka.com/gallery/b20210717.php">≫外壁のチェックポイント(ひび割れ)</a></strong></div><div>クラックはヘアークラックと、構造クラックなどの種類があります。</div><div>簡単にご説明すると、ヘアークラックは髪の毛ほどの細いひび割れで塗料のひび割れが主な原因となります。構造クラックは躯体(柱などの建材)を傷める可能性があるひび割れのことで、0.3㎜以上のひび割れがこう呼ばれています。</div><div>ひび割れは内部へ水を侵入させてしまうおそれがあり、特に構造クラックほど大きいものだと、すでに入ってしまっている可能性もあります。建物内部へ水が浸入すると、柱などの構造躯体が劣化、腐食してしまい、建物も耐久性を大幅にさげてしまいます。</div><div>また、塗装を行う下地部分の劣化なども考えられ、きちんと処理を行わないと、膨れや剥離などの原因となってしまいます。</div><div>放置をしてしまうと危険なので、事前にひび割れを処理してから塗装を行います。</div><div>ヘアークラックについては下塗り材やコーキングなどで上に塗装やなぞったりをして、補修で済むことが多いです。</div><div>対して、構造クラックについては上から下塗り材やコーキングを塗っても吸い込んでしまいますので、しっかりとカチオンで下地処理を行うなどしてから塗装を行います。</div><div>ひび割れの放置は建物の寿命を縮めてしまいますし、塗装を行うために塗料を吸い込んでしまうので、しっかりと処理を行うことが大切です。</div>
- 下地処理について「ケレン作業①(ケレンについて)」
- 塗装を行う前にケレンという作業を行います。<div>これは下地と塗料を密着させるために下地を削ったりなどして、<wbr>下地を塗装できる状態にする作業になります。<br>例えば塗膜が剥がれている上に塗料を塗ったとしても、<wbr>下地と新しい塗料は密着せず、<wbr>密着性の薄い前塗膜と一緒に剥がれてしまうことになってしまいま<wbr>す。これでは塗装を行った意味がありません。<br>こうした剥がれる恐れがあったり、<wbr>劣化した部分を除去するためにケレンを行います。<br>ケレンはサンダーや皮すき、ヤスリなどを用いて行います(<wbr>画像参照)。<br>どのくらいケレンを行うかは下地の状態によります。<br>例えば鉄部で錆びている場所を、<wbr>塗膜を含めて全て落としてしまうのか、<wbr>それとも錆びている箇所だけ削るのか、<wbr>これらは現場の状態により変わってきます。<br>ちなみに完全に削る場合は大掛かりな作業になり、<wbr>橋などの大きな現場で見ることが多く、<wbr>戸建などの現場では中々見ることはありません。<br><br>ケレン作業は塗装の寿命を決める大事な作業の一つです。<br>次はケレン作業の種類についてお話します。<br>よろしければ、そちらも是非ご覧ください。<div></div> <div><span style="color:#222222;font-family:Arial, Helvetica, sans-serif;font-size:small;background-color:#ffffff"><br></span></div> </div>
- 下地調整について「高圧洗浄」
- <div dir="auto">外壁塗装の工程の中に、高圧洗浄という項目があります。</div><div dir="auto">文字通り、<wbr>塗装を行う前に建物全体を高圧洗浄機で洗う作業になります。</div><div dir="auto">実はこれは塗装を行う前に塗料の密着性を上げるための大事な作業<wbr>になります。</div><div dir="auto">今日は高圧洗浄についてお話をしていきます。</div><div dir="auto"><br></div><div dir="auto">冒頭でもお話をしましたが、<wbr>塗装を行う前に建物全体を洗浄していきます。</div><div dir="auto">市販されている洗浄機よりも大きいもので、<wbr>強い圧力で外壁などの汚れを落としていきます。</div><div dir="auto">建物を塗装するのに何故綺麗にするのか、<wbr>上から塗料を塗るのだから必要ないのじゃないか。</div><div dir="auto">と思うかもしれませんが、<wbr>高圧洗浄は美観を向上させるためだけではなくて、<wbr>塗料を塗る下地部分と塗料の間に汚れを入れないために行います。</div><div dir="auto">汚れがあることで塗料が密着しないで剥がれてしまうことを避ける<wbr>ためです。</div><div dir="auto">ガムテープを平らな所に貼るのと、<wbr>デコボコの場所に貼るのとでは、<wbr>平らな場所の方がきちんと貼れますし、<wbr>平らな場所でも砂や汚れがあっては、すぐに剥がれてしまいます。</div><div dir="auto">それと同じで、塗料も平らで綺麗な場所に塗った方が密着します。</div><div dir="auto">逆に言えば、<wbr>汚い場所に施工してはすぐに塗料は剥がれてしまいますので、<wbr>塗料が持つ本来の期待耐用年数よりも早く劣化症状が出てきてしま<wbr>います。</div><div dir="auto">高圧洗浄は塗料の耐久性を保つために大事な工程になります。</div><div dir="auto">外壁塗装をお考えの方は、<wbr>壁は綺麗だから高圧洗浄はしなくていいとはなりません。<wbr>静電気などで建物には目立たない埃などがついています。</div><div dir="auto">きちんと洗浄を行って、塗料本来の機能で塗装を行ってください。</div>